人生の【運】は必ずバランスがとれるようになっている
【 加南本舗 Vol.430 】
休日の今日、ゆっくりお休みになられましたか?
あなたがステキな一日をお過ごしだったら嬉しいです。
では明日からの新たな一週間の始まりに、
今夜は 『ツキは巡る』のお話を……
>> 隣人の繁栄が次の自分の繁栄 <<
今ではあまり見かけないと思うのですが、
小学校の銅像の定番といえば、
「二宮金次郎(尊徳)」
江戸時代後期の農政家、思想家です。
その金次郎に有名なエピソードがあります。
金次郎が隣家に鍬(くわ)を借りにいくと、
「自分の畑を耕すので貸せない」
と断られてしまいます。
それではと、仕事が終わってからとお願いしても、
いつまでかかるかわからないと、
とりつく島もありません。
隣家にはケチな男がいて、
鍬ひとつでも貸したくないのです。
そこで金次郎はその男に条件を出しました。
「私があなたの畑を先に耕してあげます。
タネをまいてあげます。その後で貸してください」
相手は大喜びで鍬を貸してくれました。
この話からわかるように、
人に何かしてもらおうと思ったら、
まずこちらから相手に利益を与える
ことが肝心です。
また、昔の農村では、周囲が不作で
一軒だけ豊作だったようなとき、
その農家は積極的に収穫物を
分け与える風習があったといいます。
ツキがあったら、気前よく分けてあげる、
他人の繁栄は後に自分の繁栄につながります。
そして他人が繁栄したとき、
羨望や嫉妬の気持ちから
素直に喜べないことがありますよね。
そんなときにこそ、
喜んであげなければならないのです。
そうすれば、相手は好感をもってくれます。
それが今後、よい人間関係を築く
きっかけになるかもしれません。
とかく私たちは、
他人が失敗したり不幸であれば、
慰めてあげることを一番に考えがちですが、
他人の繁栄を喜び祝うことの方が
良好な人間関係のためにはプラスになるのです。
もちろん、慰めのときの優しい気持ちも、
忘れないでくださいね。
そして明日の元気のために
覚えておきたいことは、
『ツキがなくても、それは一時のこと。
人生の【運】は必ずプラスとマイナスで、
バランスがとれるようになっている』
さぁ、元気出していきましょう♪