相手の心に強く訴えかけるには
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【加南本舗 Vol.990】
大げさでドラマティックな
表現をする人っていませんか?
「もう死ぬかと思った」
「辛すぎて立ち直れないかと思った」
などと、より強烈な言葉を使って
自分が特別だと印象づけようと
しているのかもしれませんが、
多くの場合、逆効果となります。
あまり強烈な言葉を多用すると、
いつの間にか誰もその言葉に
反応しなくなってしまうのです。
話す本人が興奮して
自分の言葉に酔いしれていたら、
聞き手は感情を読み取る努力を
する気をなくしてしまいます。
主観を表す言葉というのは、
極力シンプルな形容詞で
表現した方が伝わりやすいのです。
これはビジネスシーンでも同様で、
「絶対成功します!すごい企画です!」
などと押しまくっても、
話し半分で聞いておこうと思われるだけです。
確実に相手に訴えかけたいときには、
まず感情を抑えて論理的に
根拠や今後の見通しなど、
シンプルかつ的確に伝えるのが有効です。
真摯につむがれたシンプルな言葉の方が
相手の心に強く
訴えかけることができるのです。
それは近くにあると
どうってことないのに、
遠く離れると、
大きく見えるものと同じです。
毎日がただ淡々と平凡に過ぎていくことが
実は本質だと言われる
「しあわせ」と同じなのです。
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